❚ 鈴木式スラスト試験 JIS K7218

Ring on disk / TCT

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序章

JIS K7218に代表される面接触試験のリング・オン・ディスク試験を左写真のようにセットアップし試験するものです。
トルクセンサーによりかかる摩擦力(摩擦係数)を測定し、最大荷重は8000Nまでかけることが可能です。

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試験条件、結果

トルクセンサーでトルク(Nm)を検出します。
その際、摩擦係数に換算するため以下の計算式を用います

Ftorque [Nm] * 1000 [mm] / 11.4 [mm](試験片半径)
≒ 87.7192・F (torque)

COF = 87.7192 ・F(torque )[N] / Fz [N]

左グラフのようにドライと油中では、明らかに摩擦係数の安定に差がでているのが見て取れます

❚ 結論

当社の試験機では堅牢な筐体にトルクセンサーを使用することで、正確な試験結果の取得が可能です。
特に堅牢な試験機では摩擦係数が高く出る傾向にあります。
弱いベンチトップ型の試験機ではなく、大型試験機での評価をご検討いただければと思います。