ブロック・オン・リング試験

 JASO M358 高荷重

多機能型摩擦摩耗試験機 MFT-5000ブロック・オン・リングモジュールで試験可能なJASO試験です

序章

JASO M358に準拠し,回転するリングに固定したブロックを押し付けることで、摩擦係数の時間変化を測定します。
これは、金属ベルト式無断変速機(CVT)油の金属間摩擦係数を測定する試験です。


テストのセットアップ手順

ASTM G77に規定されるサイズの試験片を用います。
慣らし運転として、油温度が110℃に近づいた時点で0.5m/s、890Nで維持します。その後1112Nにて1.0/sで数十分維持します。急な高荷重での慣らし運転のため波形の安定を必ず確認します。
本試験としてはこの状態で試験を維持し、滑り速度を段階的に下げ、最終的には0.025/sにて終了します。
(詳細の試験手順については購入後の確認をお願いします)

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Rtec-Instruments
ブロック・オン・リング

Rtecのブロック・オン・リングモジュールでは国内で独自に開発したヒーターを使用し、また冷却ファンにより高い温度安定性を実現しています。

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油温の経時変化

国産ヒーターと温調用ファンにより、摩擦熱による大幅な温度上昇を制御

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摩擦係数

試験中の摩擦係数グラフです。
最終的に0.12前後となります。